これはなに
Effective Python 第2版 、項目1「使用するPythonのバージョンを知っておく」のまとめ。
ポイント
- 現時点の最新バージョンであるPython3を使おう
- コマンドラインで実行するPythonが、想定通りのバージョンか確認しよう
- Python2はサポートが終了しているため、使うのは避けよう
コマンドラインでPythonのバージョンを確認する
コマンドラインでpython
と入力したときのデフォルトは決まっていない。
Pythonのバージョンはpython
コマンドに--version
フラグを付ければ確認できる。
python --version
--version
フラグは-V
でもよい。
python -V
実行すると以下のように表示される。
$ python --version
Python 3.11.4
Linux環境では、Python3はpython3
コマンドで使えることがある。
Windows環境では、Pythonをインストールしないと利用できない。
Python実行時にPythonのバージョンを確認する
Python実行時は、組み込みモジュールsys
を利用すれば、Pythonのバージョンを確認できる。
import sys
print(sys.version_info)
print(sys.version)
上記コードを実行すると、下記のようにPythonの情報が表示される。
sys.version_info(major=3, minor=11, micro=4, releaselevel='final', serial=0)
3.11.4 (main, Aug 16 2023, 05:23:18) [GCC 12.2.0]
現時点ではオープンソースライブラリのほとんどがPython3準拠である。本書ではすべてのPythonプロジェクトでPython3を利用することを強く勧めている。
Python2は、2020/04/20にPython 2.7.18がリリースされ、以降すべての開発が終了している。つまり、Python2の公式な保守はもう行われない。ゆえに利用は自己責任である。 現時点の最新バージョンであるPython3を使おう。