Bubble Sort

Bubble Sort(バブルソート)とは、隣り合う要素を比較し交換することを繰り返してソートするアルゴリズム。安定なソートの一種。

  1. 先頭から隣り合う要素を2つずつ比較し、先頭側が小さくなるように入れ替える
  2. 末尾まで行ったら、見る範囲の終端を1つ先頭側へずらして1、再度先頭から隣り合う要素を2つずつ比較し、先頭側が小さくなるように入れ替える
  3. これを比較ができなくなるまで続ける
    • 見る範囲の終端が先頭に達したら終了

一度もスワップが発生しなかった場合に、ソートが完了していると判断して終了するようにすると、計算量を多少改善できる。

def bubble_sort(numbers: list[int]) -> list[int]:
    for limit_idx in range(len(numbers), 1, -1):
        for i in range(1, limit_idx):
            if numbers[i - 1] > numbers[i]:
                numbers[i - 1], numbers[i] = numbers[i], numbers[i - 1]
    return numbers

要素数を$n$とする。

計算量
Average$\mathrm{O}(n^2)$
Best$\mathrm{O}(n)$
Worst$\mathrm{O}(n^2)$

  • アルゴリズムがシンプル
  • 実装が簡単
  • 安定なソート
  • メモリ使用量が少ない

  • 効率が悪い
  • 計算量が大きいため速度は遅い
  • ほとんどの場合、他のソートアルゴリズムの方が良い

  • 要素数が少ない場合 : シンプルさと容易さが有利になることがある
  • 教育目的 : アルゴリズムの理解を深めるために用いられることがある
  • ほぼソートされているデータ : 他のソートアルゴリズムよりも速いことがある

  1. 末尾まで行った時点で、末尾には必ず最大値が格納されるため。 ↩︎

Licensed under CC BY-NC-SA 4.0
最終更新 Dec 24, 2023
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