これはなに

Ubuntu Server 24.04をセットアップしたときのメモ。本当にただのメモ。
環境

- インストール対象PC: GMKtec ミニpc
- その辺に転がっていた16GBのUSBメモリ
- インストーラ作成用PC: Windows 11
インストーラの作成

USBメモリにisoイメージを書き込む。
フォーマットしても問題ない8GB以上のUSBメモリが必要。加えて、USBメモリに書き込むためのPCが必要。今回はWindowsマシンを用意した。
まず、Ubuntuの公式サイトからisoイメージをダウンロードする。 ダウンロードしたら、それをUSBメモリに書き込む。 Windowsで書き込みをするならRufusが便利。インストールしないポータブル版だと使い捨てやすい。
Rufusの使い方は過去に書いた下記記事を参考にした。
Rufusを用いてUSBメモリに書き込んだら完了。
BIOSの設定

インストール対象PCのBIOSで、USBメモリから起動するように設定する。ちなみに今回のミニPCはデフォルトの設定でUSBメモリから起動できた。
先ほど作成したUSBメモリと、インストール対象のPCが必要。PCはUSBメモリを挿せる必要がある。
USBを指して電源を入れ、ESCキーを連打してBIOS画面に入る。 BIOS画面でUSBメモリから起動するように設定し、保存して再起動する。 これにより、Ubuntuのインストーラが起動する。
Ubuntu Serverのインストール

- 最初に言語を選択する。この時点で日本語はない。英語にした。
- Ubuntuのバージョンが古い場合はアップデートするか聞かれる。
Continue without updatingを選択。 - キーボードのレイアウトを聞かれる。デフォルトは英語。日本語キーボードを使う場合は、
Japaneseを選択。 - インストールするベースを聞かれる。
Ubuntu Serverを選ぶ。 - インターネット接続を聞かれる。きちんとインターネットに接続されていることを確認する。disabledの場合は接続できていない。
- 当時はここで結構ハマった。Wi-Fiの場合はWPA2なら接続できる。この時点ではWPA3は対応していなかった(2敗)。有線LANなら問題ない。
- Proxyの設定を聞かれる。設定が必要なら設定する。必要ないなら空欄のまま進めて問題ない。
- Ubuntuを取得するMirrorサイトとの接続テストが始まるので少し待つ。
This mirror location passed testsと表示されれば問題ない。 - インストール時のストレージの設定を聞かれる。
Use an entire diskを選択するとクリーンインストールになる。大抵はこれで問題ない。Set up this disk as an LVM groupを選択するとLVMでのインストールになる。LNMのインストールにすると、パーティションの設定ができる。Encrypt the LVM groip with LUKSを選択すると暗号化される。これを設定すると必ずパスフレーズを聞かれるようになる。このときは設定しなかった。
- パーティションの設定を聞かれる。こだわりがなければそのままで問題ない。
Confirm destructive actionが表示される。ここでContinueを選択すると、ディスク内のデータがすべてフォーマットされ、インストールが実行されるという警告である。Continueを選択する。- 名前・ユーザー名・パスワードを聞かれるので設定する。ここで設定したものがAdminユーザーとなる。ユーザー名とパスワードは後で使うので控えておくこと。
- Ubuntu Proへのアップグレードを聞かれる。
Skip for nowを選択する。 - OpenSSH serverのインストールを聞かれる。リモートからSSHで接続する場合は、
Install OpenSSH serverを選択する。鍵は後から作成し設定した。 - 追加でインストールするパッケージを聞かれる。後から追加できるので、特に必要なければそのまま進める。他にあらかじめインストールしておきたいパッケージがあれば、ここで選択する。
ここまで設定するとインストールがはじまる。しばらく待つ。Installation complete!と表示されれば完了である。
USBを外して、Reboot Nowを選択する。USBを外し忘れると外すように指示されるので、USBを外してEnterを押す。
初回起動

再起動するとログインプロンプトが表示される。先ほど設定したユーザー名とパスワードでログインする。
システムのアップデートを行う。
sudo apt update
sudo apt upgrade -y